猫もフィラリアにかかることをご存知ですか?
(昨年も書きましたが・・・)
フィラリア症(犬糸状虫症)は、名前からすると犬の病気というイメージがありますが、この寄生虫は猫にも寄生することがあります。
猫がフィラリアに寄生されてもほとんど症状が見られないこともありますが、喘息のような咳や呼吸困難、嘔吐といった症状が見られたり、さらには突然死することもあります。
猫では犬に比べてフィラリア症の診断が難しいため報告が少なかったのですが、ここ数年の報告で、猫(室内飼いも含め)の1/10で幼虫感染陽性との報告もあります。
それなら、猫でも犬同様、フィラリア症予防をすべきかどうかです。
犬ほど感染率が高くないかもしれませんが、新潟県内でも猫の感染例をちらほら聞きます。まれな病気でも予防を考えたい方はしたほうがいいと思います。
ちなみに当院では、ノミ・フィラリア・回虫・ミミヒゼンダニを同時に駆除できるのスポット剤を使用しています。外へでる猫ちゃんで、ノミ駆除剤を使用する方にはお薦めします。
予防は義務ではありませんし、費用もかかります。すべての飼主さんが、すべての予防を望むわけでないと思います。もし、気になる方は、ご相談ください。