「猫白血病ウイルス感染症」

前回に続き、猫ちゃんを飼っている、または飼おうと思っている方に知っておいていただきたい病気として、今回は猫白血病ウイルス感染症についてお話します。
「猫白血病ウイルス感染症」
●どんな病気？
名前の通り、感染すると白血病やリンパ腫といった血液のガンになることがあります。
でも実際は血液のガンよりも、免疫力が弱まるためにその他のいろいろな病気の原因になる割合の方が多いようです。
この病気は感染してから発病までの期間が長く、潜伏期間のうちは見た目健康そうに見えます。
発症した場合は、その症状に応じた対症療法を行います。
●どうやって感染するの？
猫白血病ウイルスは、感染猫の唾液や血液中に含まれています。
主にケンカによる咬傷で感染しますが、親猫が持っている場合は乳汁・胎盤感染をしたり、食器の共有でも感染することがあります。
普段外に出さない子でも、親猫が持っていた可能性があれば、調べておいた方が安心かもしれません。
●予防はできるの？
予防は、できるだけ室内で飼うこと、ワクチン接種が有効といわれています。
感染しているかは、猫免疫不全ウイルス感染症と同じで、診察時に血液を採って10分ほどで結果がわかる抗体検査でできますので、ご相談ください
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