人と犬がより楽しく過ごせる環境作り
ワンちゃんを飼ってからの問題で多い「吠え」や「家族を噛む」原因の一つに
「家族がワンちゃん中心の生活になっている」事が挙げられます。
とくに室内飼いの小型犬に見られます。
特徴はワンちゃんが触って欲しい時に飼い主さんに近づき飛びついてアピールしますが、家族が触ろうとすると唸る・逃げる事や、ゴハンの時間になると吠えて家族にアピールをしてゴハンを出してもらう等が挙げられます。
上記のように「ワンちゃんが○○したい時に飼い主さんがその願いを叶える」事をしていると、飼い主さんが他の事をしていて叶える事が出来なくなった場合に強い反発が生まれ、「もっと私を見て!」と飼い主さんに注目してもらう為にあの手この手を使います。
そして飼い主さんがついついワンちゃんを見て、声をかけてしまうきっかけが「吠える」「物を壊す」「噛む」等が多いです。
この行動の悪循環が繰り返されると些細な事でもワンちゃん中心に扱わないと「嫌がらせ?」と思ってしまう行動が出て、更にそのまま年月が経つと行動は定着し習慣になり、行って欲しい行動を入れるまでに家族の根気と時間が必要となります。
さて、この悪循環を断ち切るにはどうしたらいいでしょうか?
まずはワンちゃんの生活上の暇な時間を削ります。散歩の時間を伸ばす事や一緒に遊ぶ事を行うのも良いですが、「ヒトリでも楽しく遊べるオモチャ」を与える事が大切です。
何故かと言うと「意識してほしい」というワンちゃんの執着を「家族、人」から「オモチャ」に変えるきっかけが生まれます。
安全なゴム等で出来ているオモチャを3~5個用意してゴハンを食器ではほんの少し、残りはオモチャに詰めて与えるような生活環境を作りましょう。
ゴハンをあまり進んで食べない子の場合は体質に問題が無ければオヤツ等の「好きな物」を上手に使いましょう。
1週間繰り返したら何かが変わるかもしれません。
hiro