フィラリア症予防について 

フィラリア症とは
犬から犬へ直接感染するのではなく、フィラリア症にかかっている犬の血液を吸った蚊に
刺されることから伝染していきます。感染している蚊に刺されると、はじめは皮下や筋肉
内で成長し、その後心臓や肺動脈に寄生し、右心不全をはじめとして肝臓、腎臓、肺など
に障害がおこります。
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予防方法は
月に1回の飲み薬・スポットオン または 1年間予防できる注射があります。
感染した幼虫が心臓にたどりつくまでに薬で駆虫します。病気としては予防と言っていま
すが実際は一ヶ月間に感染したフィラリアをまとめて駆虫しています。(←飲み薬の場合)
投薬前には血液検査を 
フィラリアに感染しているのを知らないで予防薬を飲ませるとショックを起こして死ぬこ
とがあります。昨年投与をしていた犬も予防がうまくいったかを確認しましょう。
予防期間は
蚊からの感染が始まって1ヶ月後から、感染が終わってから1ヶ月後までです。
新潟での過去15年間の中で一番早い推定感染開始日→ 5月20日
新潟での過去15年間の中で一番遅い推定感染終了日→ 10月31日
つまり、新潟では6月20日から11月30日までは、フィラリア症予防薬が必要になります。
ということは、
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5月~11月の月末  7回                     ← 7回予防
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の投薬が必要になります。

もしくは、
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6/20、7/22、8/24、9/26、10/28、11/30 の6回の投薬       ← 6回予防
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もともと月1回の予防薬なので、毎月同じ日に飲ませる7回予防をお薦めします。
経済的な負担などを考え、6回で予防するプランも考えています。ただし、予定日の
投薬がずれないようお願いします。

また、
寒くなると薬の投薬をやめる方がいますが、蚊がいなくなっても予防薬を続けましょう。
薬の種類
錠剤タイプ    :安価。
チュアブルタイプ :お肉にお薬を練りこんだタイプ、駆虫薬(回虫、鈎虫)入り。
スポットオンタイプ:皮膚に滴下する。ノミ駆除薬入り。駆虫薬(回虫、ミミダニ)入り。
注射タイプ    :1年間予防できる、投薬を忘れる心配がない。
解らないことがございましたらお気軽にご相談ください。