普段使っているスキンケア用品・・・どんな成分か知っていますか??
こんにちわ~!看護師の井上です
今日はちょっと皮膚のお話から。。。と、その前に
宣伝です!!(笑)
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と、私のオススメの話はこのくらいにして!!本題です!
以前、かわら版で皮膚についてちょこっとお話しましたが、
皮膚の構造は3層に分かれ、その1番上が表皮といいます。
そして、その表皮を見てみるとまた、4層に分かれその1番上が角質層といいます。
そして、この角質層はすでに死んでいる細胞なんです。そして、この角質層をまた細かーく見ていくと水と油がきちんとキレイに並んだマッチ棒?のような構造をしています!(ラメラ構造)
このラメラ構造がきちんと形成されず、乱れた状態では、皮膚のバリア機能は低下し、乾燥や細菌増殖などの皮膚のトラブルの原因になるほか、
1本1万円とかするような化粧水などを使っても全く意味がありません…。
(あ、これは人のお話・・・)
では、どうやったらこのラメラ構造をキレイに保っておけるのか?!
気になりますよね
その前、ラメラ構造はどうやって崩れているのか?ということを知っておきましょう
なんて書いたものの、、、
ラメラ構造はなにをしていても、肌は常に外からの刺激を受けているためすぐ壊れます!
紫外線に当たっていても、ちょっと肌を擦っただけでも…( ゚д゚)
そんな繊細なものなので、汚れを落とすためにゴシゴシゴシゴシと擦って洗ったりすればもう肌の表面はボロボロです。
そして、最大の原因(?)は「界面活性剤」
(悪化?させている・・・)
これは~みなさんの1番身近なものだと…
食器用洗剤ですかね
あれ、頑固な油汚れもサッと落ちますよね!!
それは普段は絶対に混ざりあうこものない、水と油を混ぜることによって油汚れをサラッと落としてくれるものなのです!!
使い方によってはとっても便利なものです!
しかーーーし、肌も油と水がキレイに並んでいてこそ、バリア機能を発揮しますが…
この界面活性剤が入った化粧水や乳液などを使うことによって、ぜーーーんぶ混ざりあって、皮膚のバリア機能は無くなります。(無くなるのはちょっと大げさですが、いわばボールがザルのようになり、保っておきたい水分も抜けて行きやすくなるもいうことです。)
「じゃぁ、界面活性剤が入ってないものを使えばいいんだ!」って思いますよね…。
しかし、今の世に出回る製品の殆どが入ってます!
だって、化粧水ってなにからできてると思います??大まかなもので。
はい!正解です
「水と油」
でも分離してしまうので、、、界面活性剤を入れて混ぜる
これがコストを下げるためでもありますね~!
合成的に作られたものか、天然成分のものかいろいろ種類もあるみたいなのですが基本的に作用は同じ。水と油を混ぜるものです。
最近では、人ではそんなラメラ構造を保つための界面活性剤の入ってない化粧品も出てきてるみたいなんですが、、、
(ここからは動物のお話)
まだまだ動物の方はシャンプーで洗うというのがメインのものなので、界面活性剤は入ってます!そしてその成分次第で洗浄力の強さが決まります。
なかなか、使わない!というまでにはいきませんが、、、
皮膚の状態によりどんなものを選ぶかが大切になっているんです。
と、なんだか長くなってしまいましたが…。
わんちゃんの皮膚は全身が被毛に、覆われているせいか、とっても薄いです!!(人の1/3位と言われてます。)
そのため、ちょっとした刺激に弱く、すぐに赤くなってしまったりとトラブルが起こります。
(シャンプーも刺激に・・・)
そして、トラブルを引き起こす原因の多くが乾燥です。
乾燥して皮膚バリアの機能が低下していると…
さらに…雑菌が増えやすくなったり、いろいろとトラブルが増える要素になりますので、わんちゃん達も日頃から保湿をしてあげるといいでしょう
特にアトピーなどで皮膚が弱い子は、皮膚病になってから治療するのではなく、
日常のスキンケアでバリア機能を高めておくことが大切なようです
私もトリミングを始めて、去年から皮膚のことを勉強するようになり、まだまだ知識不足ですが、
もっとスキンケアについて勉強して、発信できたらいいなと思っていますのでよろしくお願いします!