保定ってぐいぐい抑えてないの!?

私たち動物看護師の仕事の中に保定があります。

保定とは??
「動物に処置を行う際に動かないように抑えておくこと」です。

獣医師が処置をスムーズに行うために、動物たちを抑えるのですが、
飼い主さん方からしたら「抑えつけて可哀想」と思う方もいると思うのです。
しかし、私たちも決して力ずくで抑えつけたり、動物たちが痛い思いをするように抑えているのではありません。
その子の状況に合わせて、毎回それぞれが工夫して行っています。

今日は保定のポイントをお話ししたいと思います。
私たちがそういった点を考えていると少しでも理解してもらえたら、隣で見ている飼い主さんも
安心かな~と思ったので。

このあたりです。

保定にはどんな処置をするかによって、動物の体勢は変わりますし、その基本系みたいな形も
あります。
しかし、そのどれもこの3つをしっかりとらえています。
それは「首・肩・腰」です。この3つを抑えることによって、力ずくで抑えなくてもよくなるんです。
すごーく簡単に例えると・・・関節技きめるみたいな?(笑)
もちろん痛くはしてないので、グイグイ引っ張ったりはないですよ!

 

また、抑える際には処置中ず―――っと力を入れているわけではなく
動きそうだな~と思った瞬間に「くっ」と力を入れるようにしています。
動物たちの体に触れているので、力がはいっている状態なのか、力は緩んでいる状態なのかは分かりやすいのです。(^^)

また、抑えられているほうが嫌がる子は手を添えるだけの時もありますよ!