トリミングってどのくらいの間隔で出せばいいの??
こんにちは井上です。先日お休みをいただいて、ドッグショーとトリミングセミナーに行ってきました。セミナーは初の海外講師の方だったので通訳さんがいたのですが、通訳さんも海外の方で・・・微妙なニュアンスが伝わらず、「感じ取って!!」みたいな場面もあり、なかなか体験できないセミナーだったなと思いました。(笑)
さて、今日はトリミングつながりでブログを書いていこうと思います。(^^)
「トリミングってどのくらいの間隔で出せばいいの??」
このような質問をされることがあります。
しかし、この質問に対しての答えはどうしても曖昧になってしまって
明確にお答えできないです・・・。(><)
それはその子の体調などにもよるからです。
しかし、トリミングの間隔は高齢になるほど短くしたほうがいいと思っています。
その理由は「シャンプー時間の短縮です。」
わんちゃんたちは私たちのように毎日お風呂に入りません。
よって、日々汚れは蓄積されていきます。
室内で過ごすことが多いため、見た目はさほど汚れていなくても
皮脂やフケ・細かいほこりなどがついて汚れています。
1カ月たまった汚れよりも2か月たまった汚れの方が落としにくいですよね。
では、「なぜシャンプー時間を短縮したいのか」ということです。
動物たちにとってシャンプーはストレスのかかることです。
シャンプーは私たち人でもお風呂で倒れる人がいるように身体的ストレスがかかる行為なのです。
ヒートショックのように温度変化で血圧の急な変動や脈拍数の増加など身体の中の変化は
動物たちにとって命にかかることもあります。
また、トリミングに不慣れな子や苦手な子は身体的ストレスに加え、
精神的ストレスもあるため、興奮したり、暴れたりすることによって、さらに血圧の変動や脈拍数の増加につながってしまうのです。
なので、動物たちにとって一番ストレスが大きい行為がシャンプーです。(><)
その時間を短縮することは、動物たちの安全にもつながっていくと思っています(^^)
「シャンプー時間を短縮させるためにはこまめにトリミングにだした方がいいですよ」と提案していますがこの事がすべての子に当てはまるわけではないので、私たちも返答が曖昧になってしまったりするのです。(><)
それは、シャンプーに不慣れ・苦手で暴れてしまう子やトリミング後に体調を崩しやすい子たちです。
シャンプーが苦手な子たちは全身全霊をかけるくらいの勢いで暴れます。
諦めないのでシャンプーをしてる間は暴れ続ける・・・ような感じです。
シャンプー時間は短くしたいけど、暴れている子はやはりおとなしくしている子より時間がかかります。
そういう子たちをこまめにシャンプーするのは、やはり負担が大きすぎるので、
間隔は少しあけた方がいいと思います。
個体差もあることですし、絶対という言葉がない動物の世界です。
毎日毎日、高齢の子のシャンプーをしていて「怖いな」と思います。
でも、キレイになって、可愛くなって飼い主さんたちと楽しい時間を過ごしてほしいなとも思っています。(^^)