尿検査をしてみませんか?
ある報告で、
犬の死因 : 1位 がん、 2位 心疾患、 3位 腎不全
猫の死因 : 1位 腎不全、 2位 がん
というものがありました。
みなさんが思っているより、腎不全は多いと思いませんか?
腎機能の低下が一般的な血液検査項目でわかるのは、腎機能の70%以上が失われてからです。
そして、初期の腎疾患は尿検査(尿比重の低下、蛋白尿など)のほうが先に異常が出現します。
血液は全身を回ってくるので、血液検査ではいろんな臓器の情報をみることができます。そして、腎臓では血液を濾過して尿を作っているので、尿にもいろんな情報がつまっています。尿検査では、泌尿器系の疾患以外にも、尿糖が出ていれば糖尿病を疑ったり、ビリルビンが出ていれば肝疾患や溶血性疾患を疑ったり、尿比重が小さければ、多飲多尿を疑うクッシング症候群などを疑うことにも繋がります。
尿検査は、安価なわりに情報量の多い検査です。
血液検査と一緒に、あるいは尿検査だけでもやってみませんか。
自宅で採尿する場合は、尿検査用の容器をお渡ししますので、スタッフまでお声かけください。