現実をみつめて

こんばんは、井上です。暖かくなって洗濯物がよく乾いてくれるとなんだかそれだけでうれしいですよね。(笑)

自分たちが知らないだけで、世の中では実際いろんなことが起きています。
先日、友人がツイッターで知ったブログを読んで改めて思いました。

宇都宮動物園飼育員さんのブログ

↓↓ 記事内容を一部抜粋

正直、このブログを書くことも悩みました。
書くことで、仔犬を捨てた犯人を
多少追い詰めることはできても、
じゃあ、今度は違う場所に捨てられたら?
もしその捨てられた場所が
人が余り立ち入らない場所だったら?
救えない命を生むことに繋がりかねない…
そう考えると、書くべきなのか否か
何時間も悩みました。
でも、他の飼育員ともたくさん話し合い、
解決に向かう第一歩として書く(動く)ことを決め、今のブログ更新に至ります。

ブログの内容は「動物園に子犬が捨てられていた」というものです。
私が幼いころは、「捨て犬」「捨て猫」はとても多かった印象があります。
実際、保育園の前に段ボールに入った子猫がいて、貰い手探しをしていたので、
うちで飼ったことがあります。
隣のうちで飼っていた犬も公園に捨てられていたのを保護して飼っていたようでした。

最近はそういった話はあまり耳にしなくなったように感じますが、
私たちが知らないだけで、今もこういうことはあるんだなと思いました。
当院でも以前、病院の前に子猫が袋に入っておいてあるということがありました。
子猫は1匹だけだったので、捨てにきたというよりも、野良猫を見つけてしまったからおいていったという感じ
かもしれませんが。

この動物園さんのブログにも書いてありましたが、
動物病院だから、動物園だから捨てて行っても保護してくれると思われたくはありません。
そういったところで働いている人たちは皆、動物が好きなので、捨てられていたら「可哀想・・・」という気持ちになり、飼い主さん探しをすることが多いと思いますが、全てを受け入れられるわけではありませんし、
保護することで、また同じことが起こるのではないかという心配もあります。
また、どういう状態かわからない子を保護するのは感染症などのリスクもあるので簡単ではありません。

こういった事実を知っても、私が具体的に何かしてあげることは、現実的になかなか難しいことですが、
少しでも多くの方に知ってもらいたいなと思ったのでブログに載せました。