SFTS(重症熱性血小板減少症候群)について

こんにちは!櫻井です!

今回は、最近ニュースでもよく見るマダニから媒介されるSFTS(重症熱性血小板減少症候群)についてのお話です!

以前は西日本での発生が多いとされていましたが、最近では全国的になってきており、同時期比ではなんと過去最高だそうです😓

重症化すると死亡することもあるため、他人事だと思わずにしっかりと対策することが大切になってきます!

ちなみに、、当院でも診察の時にダニがついていたり、お散歩から帰ってきたらダニがくっついていた!なんてお話も聞いたりします💦

 

まず最初にSFTSとは、、、

マダニに嚙まれることによって感染する病気で、犬や猫だけでなく、人にも感染します

全てのマダニがSFTSウイルスを持っているというわけではないですが、県内でもSFTSウイルスを持っているマダニが見つかっているので注意が必要です

2023年には、県内の野生のイノシシからも検出されています🐗

 

〇感染経路

ウイルスを持っているマダニに噛まれる、感染した犬や猫の血液や体液を直接触ることでも感染します

 

〇症状

🐶🐱では 噛まれてから約1週間~2週間ほどの潜伏期間があり、その後発熱、消化器症状(嘔吐、下痢、食欲低下、腹痛)、血小板減少が見られます。

猫では黄疸(皮膚や白目、尿が異常に黄色い)が見られることもあります。

👧では潜伏期間は1~2週間で、その後発熱、頭痛、筋肉痛、意識障害や失語などの神経症状、消化器症状(嘔吐、下痢、腹痛)、血小板・白血球の減少など

発症後の致死率は犬で40%、猫では60%、人では10~30%ととっても怖い病気です!

 

〇おうちの子にマダニがついているのを見つけたら、、、

無理に取ろうとせずに病院で取ってもらいましょう!

マダニは皮膚にしっかりと咬みついているため、無理に取って口が皮膚の中に残ってしまうと化膿して皮膚炎を起こす可能性があります。

 

〇予防法

・駆虫薬を忘れずに投与する

・草むらや茂みを避けてお散歩する🍃

マダニは特に春から秋にかけて活発に活動していて、体温や匂いに反応して近づいてきます

・お散歩後は全身のチェックをする

猫ちゃんの場合は完全室内外をすると

 

 

SFTSは予防を行うことでリスクを減らせます。

おうちのわんちゃんねこちゃんを守るためにしっかりと対策していきましょう!

なにかいつもと違う様子が見られたらお早めにご相談ください😊