ワンちゃん猫ちゃんの行動を見て快適な『温度』を確認しましょう

犬も猫も汗腺が少ないため、汗をかいて体温を下げることができません。
犬は、呼吸で温度調節をおこなっています。「ハアハア」と口を開けて呼吸することで、舌や気道から水分を蒸散させて体の熱を逃がしています。

なので、もしワンちゃんが「ハアハア」していたら、気温が暑くて熱がこもっている可能性があります。
ちなみに、ワンちゃん猫ちゃんの適温をご存じですか。

犬の最も快適な温度は気温22℃前後。22℃~26℃
猫の最も快適な温度は気温25℃前後。21℃~28℃

家族(人)の中でも適温が違うので、ワンちゃん猫ちゃんの中でも適温が違ってきます。暑さ寒さに強い子もいれば、苦手な子もいます。温度設定が高いと、室内にいても熱中症になることがあります。

 

動画は、ポメラニアンのポン太ちゃんです。

室温24.5℃のときは、「ハアハア」しています。

室温23.5℃のときは、呼吸が落ち着いています。

 

 

その子によって適温が違います。
ワンちゃん猫ちゃんをよく観察して、「ハアハア」しているのなら部屋の温度を2、3度下げて様子をみてみましょう。

「ハアハア」しているのが、心臓や呼吸器の病気が絡んでいることがあります。舌の色が悪いとか、部屋の温度をさげても落ち着かない場合は、動物病院へご相談ください。

<特に気をつけたい犬種は?>
短頭種(パグ、フレンチブルドッグなどの鼻が短い犬種)
鼻腔が狭くて、熱を発散する効率がよくない
老犬、子犬
→自分で体温調節があまりできない
肥満体型
→体内に熱がこもりやすい
興奮しやすい子
→興奮すると体温が上昇するので、熱中症になりやすくなります
厚い被毛、黒い被毛
→熱がこもりやすく、発散しにくい