猫のフィラリア症(犬糸状虫症)について
フィラリア症は、犬糸状虫(フィラリア)と呼ばれる寄生虫が心臓に寄
生して起こる病気です。
犬の病気というイメージがありますが、この寄生虫は猫にも寄生する
ことがあります。
猫の場合、寄生するフィラリアの数が非常に少ないため、検査でみつ
けることが困難です。
猫がフィラリアに寄生されてもほとんど症状が見られないこともありま
すが、喘息のような咳や呼吸困難、嘔吐といった症状が見られたり、
さらには突然死することもあります。
猫では犬に比べてフィラリア症の診断が難しいため、何より予防が大
切です。
といいつつも、
猫もフィラリア症対策をすべきか
以前から、猫にもフィラリア症が起こることは知られていましたが、稀
な疾患と考え、当院では猫のフィラリア症対策を積極的にすすめてい
ませんでした。ですが、診断技術が進んだことや、たくさんの研究・報
告から、今まで考えていたより発症例が多い事が解ってきました。
東京でも新潟でも、また、室内のみの飼育でも屋外にでる猫でもフィ
ラリア症の報告がでています。
予防できることはするという考えであれば、ぜひ、予防してあげてくだ
さい。
予防には費用もかかります。その辺も含めご検討ください。
当院で使用している、猫のフィラリア症予防薬は、
・フィラリア
・回虫
・ミミヒゼンダニ
・ノミ
を駆除できます。
フィラリア症予防までは考えていないけど、ノミ対策、回虫対策を考
えているなら、一緒にフィラリアを予防できる薬を使用してあげても
良いかもしれません。