犬についたマダニから、人が重症熱性血小板減少症候群に

犬についたマダニを手で潰し、飼い主さんが重症熱性血小板減少症候群(SFTS)に感染したというニュースがありました。
この男性は、体がしんどく、高熱が下がらず、食事もできなく、体重も10kgも減少してしまったそうです。そして、眼にも炎症が起こり、失明してしまったそうです。
厚生労働省の調査では、2014年8月28日の時点で、95人の感染と、31人の死亡を報告しています。また、西日本だけでなく、北海道や東北のマダニからもSFTSが検出されています。新潟ではまだ検出されていませんが、ダニがウイルスを持っている可能性もあります。
もし、マダニを見つけたら、無理してとらず動物病院までご相談ください。
また、秋にも、マダニの活動のピークがあります。
(マダニのシーズンは、成虫が多い春や夏だけだと思われがちですが、実は秋に、若ダニや幼ダニが多く発生します。)
草木のあるところに、犬の散歩に行かれる方は、ノミ・マダニ駆除剤の塗布をお勧めします。
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@院長