熱中症に注意しましょう 2

熱中症は、緊急性を要する重い疾患であり、重篤化した熱中症はいかなる高度の治療をもってしても救命できないことがあります。大切なことは、「いかに熱中症を発生させないか」です。
幼弱動物、高齢動物、肥満動物、心臓疾患や腎臓疾患などの慢性疾患の動物、短頭種の飼い主さんは、とくに注意しましょう。
以下の症状がみられたら、熱中症を疑ってみましょう。
熱中症の症状
・ 急激な体温の上昇
・ パンティング(口を大きく開けて息苦しそうに呼吸する)
・ 頻脈
・ ふらつき
・ 涎を大量に垂らす
・ 目の充血
・ 下痢
・ 嘔吐
さらに重度の場合は
・ 虚脱、失神
・ 意識の混濁、意識不明
・ けいれん発作
・ 吐血
・ 下血
・ 血尿
・ ショック症状
熱中症を疑ったら、早めに受診しましょう。
院長(名札).jpg