意外と多い、犬猫の腎疾患
ある報告で、
犬の3大死因は・・・
1位 腫瘍性疾患
2位 心臓病
3位 腎臓病(慢性腎疾患)
猫のの3大死因は・・・
1位 腎臓病(慢性腎疾患)
2位 腫瘍性疾患
3位 感染症
というものがありました。
みなさんが思っているより、腎臓病は多いと思いませんか?
ところで、みなさん、腎臓をは何をしているところか知っていますか?
【腎臓の働き】
① 老廃物の排泄
② 水分の調節
③ 電解質(ミネラル)のバランス調節
④ 酸塩基平衡のバランス調節
⑤ 造血ホルモンの分泌
⑥ 血圧の調節
⑦ ビタミンDの活性化
などを行っています。
簡単に言うと、血液を濾過して、体に要るものと要らないものに分けて尿を作っている臓器です。
【慢性腎疾患とは】
腎臓の働きが徐々に失われていく状態で、このため、水分を捨てすぎて脱水状態になったり、血液中に毒性のある不要物がたまって障害を起こしたりしてくる状態です。徐々に進行していく病気で、一度発症すれば治ることはありません。
ですから、早期に発見し、腎臓に負担のかかりにくい食事に変更したり、治療を開始することが大事になります。
【よく見られる症状】
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初期 ほとんど症状がみられない
中期 水をよく飲む
おしっこの量が増える
末期 嘔吐、貧血、体重減少、脱水
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上記のような症状が認められたら、早めに動物病院へご相談ください。
次のブログで、慢性腎疾患の早期診断についてご紹介します。