今、何を食べていますか?
フードの種類ってたくさんあって、どれにしたらいいか迷いますよね
今回は中高齢期のねこちゃんのフード選択についてお話します
中高齢期になってきて“今のフードでいいのか?”と、考えたことはありますか??
中高齢になると体のそれぞれの機能が少しずつ低下してきます
シニア前期は「最近年をとったのかあんまり動かなくて…」とよく耳にするように、日々の生活内での活動量が減ることで必要なエネルギー量も減少し太りやすくなります(これがいわゆる中年太り…)
もう少し年齢を重ねて、シニア後期になってくると栄養の消化吸収機能が低下してきますが、日常生活内の必要なエネルギー量は増えます。
なので今までよりも多くの栄養を食事からとる必要があるのですが、シニア期のねこちゃんはなかなかたくさんは食べてくれないことも多いので、必要なエネルギー量の方が上回ってしまい、痩せる傾向になります
このポイントを踏まえて、、
中高齢のねこちゃんの食事管理のポイントをご紹介します
①加齢(エイジング)へのケア
加齢に伴う免疫力の低下に配慮して、ビタミンEやビタミンC、タウリンなどの抗活性酸素物質を含む食事を摂りましょう
②腎臓への配慮
中高齢のねこちゃんに多いのが腎臓病です。
猫にとっても大切な栄養素であるリンですが、腎臓の健康に配慮してリンの量を調節した食事がおすすめです
➂関節への配慮
ねこちゃんでも関節炎は多い病気です。
関節軟骨成分であるコンドロイチン硫酸やグルコサミンを摂ることができるといいでしょう
④筋肉量維持への配慮
分岐鎖アミノ酸(BCAA)の含まれる消化性の高いタンパク質を含む食事だとベストです
➄適切なエネルギー量
消化吸収機能が低下している高齢の猫にはその分多くのカロリーと栄養が必要です
少ない量でも必要な栄養を摂取できる食事を選んであげましょう
こうやって文章で書いていくと難しくて、なんだか大変そうな感じですよね
もしなにか病気が見つかったのなら、それに合ったフードを選ぼうとすると思います
しかし、特に病気もなく年齢を重ねていった子はどのタイミングで、どんなフードにしたらいいのだろうか?と考える方も多いかもしれません。
病気がなかったとしても、例えば“最近太ってきたかも…”などちょっとの変化で、この子にはどのフードが合うのかを考えるきっかけになります
日頃からねこちゃんの変化を見てあげて下さいね
年齢は重ねていくものです
それぞれのねこちゃんの年齢や体重、病気などに合うフードを選んであげて下さい
我が家のねこ
シニア後期でしたが、毛並みも表情も若者には負けていませんでした(笑)