みなさんにも考えてもらいたいことです!

相変わらず毎日30℃越えの日々が続いております…
昨日は全国的に見ても、新潟県の暑さは上位を占めていたみたいですね( ;∀;)

 

今日は新聞記事に出ていたお話を。

 

「殺処分ゼロ」

 

みなさん一度は耳にしたことがある言葉だと思います。

 

全国の自治体では「ゼロ」を目標に活動し、

殺処分数は
1974年 122万匹(ピーク時)から
2016年   5万6千匹 と
激減しました。

しかし、その裏で保護施設では犬や猫が溢れ、感染症が蔓延し、引き取る動物愛護団体からは悲鳴が上がっているそうです。

 

保護施設で飼育管理をする上で、感染症の蔓延を防ぐという意味での殺処分はやむを得ない場合があると私は思っています。
感染症が施設内で蔓延することで、つながる命も助からなくなってしまうからです。

殺処分について自治体の職員を責める方もいるかもしれませんが、職員の方もやみくもに殺処分の判断を下しているわけではないのです。
保護された犬・猫を一番近くで見ているからこそ、その子たちの第2のスタートを誰よりも望んでいると思います。

 

実は、私はこの病院に勤める前に新潟市の動物愛護センターで保護された犬・猫のお世話をしていたことがあります。

保護された犬・猫のこと、やむを得ず殺処分になってしまった犬・猫のこと、そして職員の方たちの想い、考え。
少しの間でしたが、本当にいろんなことを考えさせてもらいました。

 

動物を飼うということはもちろんお金が必要です。
そして施設で保護されている飼い主さんのいない犬・猫のお世話にかけられるお金には限りがあります。
自治体で予算が決定し、その範囲でできることを行っています。
なので、検査や治療を含め、してあげたいけどできない…ということもあるかと思います。
それならば、予算を増やせば良いのでは?
そう思うかもしれませんが、“動物”への予算を増やすことは私達“人間”への予算が減ることを意味します。。。

市民から集まっている税金が人間優先で使われるのは、ある程度当たり前なことだったり仕方ないことだと思います。

事務的な形ばった話になってしまいますが、これが現状です。

 

これらいろんなことをひっくるめて考えると、改めて「殺処分ゼロ」というのは計り知れず大変なことと思います。

 

そして新聞にはこんな言葉が。
「飼育放棄をする無責任な飼い主(入口)を減らさないと、殺処分(出口)はなくならない」

その通りだなぁと思いました。
無責任な飼い主さんが減らない限り施設への持ち込みは減ることはないので、結局繰り返しになってしまいますよね

「殺処分ゼロ」に関して直接自分たちができることはあるのかなぁと考えた時に…
ありました!!正確には新聞に書いてありました!!

それは
「意識の高い飼い主さんがダメな飼い主さんを指導すること」

 

こういった「無責任飼い主ゼロ」への取り組みが広まっているそうです✨

 

それぞれの立場でできることを少しずつでも取り組んでいけば、不幸な動物を減らすことにつながるはずです🐶🐱

 

なんだかなが~く文だけのブログになってしまいましたが、とても伝えたいことでした!!