「いつ頃から歯石とりをやったほうがいいですか?」

ワンちゃん、ネコちゃんの歯科処置について、だいぶ認識されてきましたが、
「いつ頃から歯石とりをやったほうがいいですか?」と聞かれることがあります。

多くの飼い主さんは、

・歯がグラグラしているから
・食べづらそうだから
・口臭がひどいから
・頬が腫れているから

上にあげたような状態で、歯科処置をやろうかと考えるようです。

 

ですが、私達自身にあてはめると、ちょっと遅いかもしれません。

↓は、ワンちゃんの例です。

歯科処置前
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歯科処置後
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でも、これだけ抜歯が必要でした。
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”歯科処置=歯石取り”というイメージで考えている人も多いですが、
歯石取りだけでは済まないケースもあります。

レントゲンを撮ってみると、歯根周囲の骨が吸収していることもあります。
これが骨折の原因になることも。
kikuchi mukku .jpg

歯肉が増殖している場合は、歯肉切除術が必要な場合もあります。
歯肉増殖.jpg

歯が抜けて、口鼻瘻管(口と鼻のあいだに穴ができてしまう)になってしまうことがあります。
口鼻瘻管.jpg

歯石くらいだと気にしない飼い主さんも多いですが、放置をしておくと、人では考えられないくらい、進行してしまうことがあります。
あまりひどくならないうちから、処置をしてあげましょう。

 

そして、ワンちゃん猫ちゃんは、歯石がつきやすい動物です。

あわせて、歯みがき習慣も身につけましょう。

 

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・予約制です。
・全身麻酔下でおこなうため、麻酔前検査を行います。
※ 麻酔前検査は、年齢・病歴・口腔内の状態により、検査項目が変わります。
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歯みがき教室 3月6日に行います。

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