犬も猫も歯が命

令和4年の6月7日に日本歯科医師会により、「国民皆歯科健診」を今後3年から5年以内に義務化する方針が示されました。
国民皆歯科健診を義務化する主な理由としては、「健康の増進」と「健康寿命の延伸」ということです。

「口は万病のもと」と言われるように、口腔内疾患が全身の疾患発症に関係すると考えられています。
日本皆歯科健診の実施により、口腔内の健康を保つことで全身の健康維持を図り、健康寿命を延ばし、加えて医療費の抑制も期待されるということです。

ワンちゃんも、猫ちゃんは、この10,20年で寿命が延びてきました。ですが、歳をとってからのお口のトラブルが増えてきています。
そして、ワンちゃん、猫ちゃんも口のトラブルがいろんな病気につながると考えられています。
また、動物の歯科疾患のケアは、主に歯石除去や抜歯になります。これらの処置は、全身麻酔で行なわれるため、高齢になってからの処置にはリスクを伴います。なので、ワンちゃんも、猫ちゃんも早い段階で歯石をとったり歯磨きが重要になってきます。

お口が気になる方、来院時にご相談ください。

参照
「1年に1回スケーリングをしている犬は、していない犬に比べて死亡リスクが約20%低下する」という報告があります。